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御主人様との大切な想い出を記録しております
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01:46:50



待ち合わせ



準備を済ませ
少し寛いで居ると、御主人様から連絡がありました

『縄と道具を持ってこい』

何も持たず出ようと思っていたので
急いで用意をしました




30日の午後に見たくない、見てはいけない画面が目の前に現れ

酷く動揺しました

御主人様に訴えるも、私の伝え方や態度に憤慨され、酷く叱られました




御主人様の仰っている事は
頭では理解出来ましたが
心が言う事を聞いてはくれず


気付けば涙を零し
夜も眠れず、食事も摂れずに居ました


毎日お電話を頂けるも
きちんと向き合う事も出来なくて

不安ばかりが膨張し
お逢いする前日、Twitterに英文で思いを吐き出しました


どうせ私のツイートなんて見ていないだろう…と、そんな安易な気持ちで…。


ツイートした次の瞬間
御主人様からお電話を頂きました

正直、とても驚きました


ツイートした意味を問われましたが
答えたくありません

答えない事が通用する筈もなく
重い口を開きました


『お前、明日の帰りは氷を買って冷やすようだな』
『顔が腫れるな』
『逃げるなよ』

『まっ…お前の所に行くんだからイライラしないで行くわ』

そう仰りお電話は終わりましたが

あの日からの私の言動は
とうとう
御主人様の逆鱗に触れてしまっていました


どうして辛い気持ちを吐き出してはいけないの?と、悲しくなり
その日も眠れませんでした


お逢いするその日もブレて居ました
あの日からブレにブレておりました




早目に駅に着きお待ちさせて頂いている間の緊張感
御主人様を見た瞬間の鼓動の早さ

私はやはりこの方が好き
それだけは確信しました


車に乗られると
後頭部の髪を掴まれ
御主人様の方を少し向かされました

殴られる覚悟をしました

が、少し濃厚なキスをくださいました


私にはこの行為がとてもとても怖くて
必死に平静を保ちました


食事に向かい
そこでも御主人様は私の口に、あーんとお魚を食べさせてくださいました


いつもならキスも食べさせてくださる事も
嬉しくて嬉しくて仕方がないのに

この日は恐ろしく怖かったのです



食事が済むと
寄り道をしながらホテルに向かいました


いつ謝ろうか
そればかり考えておりましたが
タイミングが全く分からず

私から先に謝罪をする事が出来ませんでした

これだけでも
従者失格なんですよね…。


準備をしていたお風呂が出来
その旨をお伝えすると

御主人様はソファーから立ち上がり
縄やお道具の入ったバッグへ向かわれました


その様子をただ眺める事しか出来ずに居ました






珠。



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